NPO法人のホームページ作成ガイド|事例とポイント

NPO法人のホームページ作成ガイド|事例とポイント

更新日:2025/11/28

「もっと多くの人に活動を知ってもらいたい」「支援してくれる人を増やしたい」そんな想いを持つNPO法人の方は多いのではないでしょうか。
インターネットが当たり前になった今、ホームページはNPO法人にとって欠かせない情報発信のツールです。

この記事では、実際のNPO法人のホームページ事例から、作成時に押さえるべきポイント、必要な内容まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
寄付や会員を増やすためのヒントが詰まっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、ホームページ作成をご検討なら、Wepageをご検討ください。


01NPO法人のホームページの重要性

NPO法人のホームページの重要性

NPO法人は営利目的ではないため、「ホームページは必要ないのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それは大きな誤解です。

現代では、何か知りたいことがあればまずインターネットで検索するのが一般的です。
あなたの活動に興味を持った人が検索したとき、ホームページがなければ、その人との出会いのチャンスを逃してしまいます。

NPO法人のホームページには、大きく3つの役割があります。
1つ目は、活動内容や理念を広く知ってもらうこと。
2つ目は、寄付や会員を募集して活動資金を集めること。
3つ目は、ボランティアスタッフを募集して活動の輪を広げることです。

しっかりとしたホームページがあれば、あなたの活動への信頼性が高まり、支援者が増える可能性がぐんと上がります
ホームページは、NPO法人にとって24時間働く優秀な広報担当なのです。


02参考にしたいNPO法人のホームページ事例10選

魅力的なNPO法人のホームページを10サイト、ピックアップしてご紹介します。
デザインやキャッチコピーなど、学ぶところが多いので、ぜひ自身のNPO法人ホームページを作る際の参考にしてください。

2-1.地域活性化系NPO法人の事例

地域を元気にする活動を行うNPO法人の事例から2つご紹介します。

ふるさと兼業

ふるさと兼業

NPO法人G-netが運営するふるさと兼業は、さまざまな地域の事業やプロジェクトに参加できる活動を行っているホームページです。
活動イメージができるよう、ファーストビューに各事業・プロジェクトの写真をスライドショーのように散りばめています。

バイト探しや人材派遣サイトのように、希望地域・条件によって絞り込める検索機能が実装されているのも特徴的です。
地域密着で関わる活動を行っているなら、デザインやレイアウトの参考になるでしょう。

NPO法人MYstyle@

NPO法人MYstyle@

NPO法人MYstyle@(NPO法人マイスタイル)はコミュニティビジネスのサポートを行う中韓支援団体として活動しているNPO法人です。
ファーストビューには、”マイスタイル”の頭文字でかるたのように事業のコンセプトを説明しており、ユニークさを感じさせます。

活動を公表するため、実績やブログだけでなく、SNS運用にも力を入れているのが特徴的です。
地域に密着した事業を行うNPO法人のホームページを作りたいなら、参考になるでしょう。

2-2.子ども支援系NPO法人の事例

子どもの成長や教育を支援するNPO法人の事例を5つご紹介します。

放課後NPOアフタースクール

放課後NPOアフタースクール

特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールは、学校が終わったあとの子どもたちに安心・安全に遊ぶ・学ぶ場所を提供するNPO法人のホームページです。
ホームページ内では、写真だけでなく動画を活用して、どのような事業を行っているのかをわかりやすく解説しています。

子どもを預かるのは親御さんの信頼がなくてはいけません。
だからこそ、団体について、あるいはブログやお知らせを掲載し、積極的に事業活動をアピールしています。

見た人が安心できる、応援したくなるホームページを作りたいなら、放課後NPOアフタースクールを参考にしましょう。

認定NPO法人カタリバ

認定NPO法人カタリバ

認定NPO法人カタリバは、さまざまな悩みを持つ10代の秘められた可能性を育てるために、設立されたNPO法人です。
スクロールする度に各コンテンツがフェードインで表れる、洗練されたデザインを取り入れています。

活動を理解してもらえるよう、アンケートや活動範囲について図やグラフを多用しているのもポイントです。
認定NPO法人カタリバでは、団体活動の伝え方について参考になるでしょう。

特定非営利活動法人キーパーソン21

特定非営利活動法人 キーパーソン21

特定非営利活動法人 キーパーソン21は、子どもの成長や可能性を引き出し、支える事業を行っているNPO法人です。

ファーストビューの動画では、子どもたちの笑顔や夢中になって話を聞いている、作業をしている姿が映されています。
そのため、特定非営利活動法人 キーパーソン21を知らなくても、ホームページを一目見ただけで事業内容がわかるはずです。

特定非営利活動法人 キーパーソン21は、ファーストビューでわかりやすく伝えるデザインのヒントをもらえるでしょう。

特定非営利活動法人バディチーム

特定非営利活動法人バディチーム

特定非営利活動法人バディチームは子育て支援・虐待防止を目的とした活動を行っているNPO法人です。

ベースカラーは温かみを感じさせる淡いオレンジ色でデザインされています。
全体でイラストを使用しており、写真にはない親近感やイメージのしやすさがあるのも特徴の1つ。

シンプルかつオリジナリティのあるホームページに仕上げたい方に参考となるホームページです。

子どもの願いをかなえるチームにこり

子どもの願いをかなえるチーム にこり

NPO法人にこりが運営する子どもの願いをかなえるチーム にこりは、医療が必要な子どもたちを支援するNPO法人です。
子どもが喜ぶようなかわいくてポップなイラストと、親御さんが安心できるような写真をバランスよく掲載しています。

NPO法人に必須な項目を満たしながら、より団体らしさを表現できている印象です。
写真やアニメーションの使い方など、どのNPO法人の方が見ても参考になるデザイン・レイアウトになっています。

2-3.環境保護系NPO法人の事例

環境問題に取り組むNPO法人の事例を3つご紹介します。

特定非営利活動法人ピッキオ

特定非営利活動法人ピッキオ

特定非営利活動法人ピッキオは、ヒトとクマの共存を目指して活動をする団体です。

ファーストビューでは
「ヒトとクマとの共存をめざして」
というわかりやすいキャッチコピーとクマや自然の画像を挿入して、見た人に活動のイメージを沸かせることに成功しています。

シンプルなデザインで構成されているため、何を伝えたいのかがはっきりわかる点も特徴です。
余計なデザイン・コンテンツを省き、伝えたいことをストレートに表現したいと考えているなら、参考にすべきホームページでしょう。

認定NPO法人グリーンバード

認定NPO法人 グリーンバード

認定NPO法人 グリーンバード(特定非営利活動法人 green bird)は、原宿表参道から始まった街の掃除活動を促進するNPO法人です。
親しみやすいホームページのデザインがとてもユニークで、街と掃除活動をする様々な人々のイラストをメインビジュアルとして、よくある質問を目立たせて配置しています。

クリーンをイメージしてもらえるよう、グリーンをメインカラーにしているのも認定NPO法人 グリーンバードらしさです。
独創的でオリジナリティあふれるホームページを考えているなら、認定NPO法人 グリーンバードを参考にしてみましょう。

特定非営利活動法人アフリカ象の涙

特定非営利活動法人アフリカ象の涙

認定特定非営利活動法人アフリカゾウの涙は、アフリカゾウを絶滅から守るために設立されたNPO法人です。
ファーストビューでは率直かつ端的に法人の理念が語られており、閲覧者にインパクトを与え興味を惹くデザインになっています。

ホームページ名からコンセプトが伝わるだけでなく、デザインも全て象がメインとなっていてわかりやすいです。
デザインだけでなく、コンセプトや課題が明確になっており、事業の伝え方が参考になるでしょう。


03NPO法人のホームページ作成で押さえるべきポイント

●●●●●

魅力的なNPO法人のホームページを作るために、押さえておきたい重要なポイントを解説します。

3-1.デザインとユーザビリティ

ホームページは見た目だけでなく、使いやすさも重要です。
「ユーザビリティ」とは、使いやすさのことです。訪問者が迷わず情報を見つけられるか、操作しやすいかといった要素を指します。

サイトデザインは流行に合わせる

古臭いデザインのホームページは、「この団体は活動しているのかな?」という不安を与えてしまいます。
最新のデザイントレンドに完全に合わせる必要はありませんが、ある程度現代的なデザインを意識しましょう。

ホームページデザインの流行は急に大きく変わることはありません。
そのため、ある程度は流行りのデザインのポイントは押さえながら、自分の団体イメージを表現できるようにしていきましょう。

シンプルで見やすいレイアウト、適度な余白、読みやすいフォントを使うだけでも、印象は大きく変わります。

スマートフォン対応は必須

今やホームページを見る人の半数以上がスマートフォンからアクセスしています。
パソコンでは綺麗に見えても、スマホで見ると文字が小さすぎて読めない、ボタンが押しにくいといったことがあってはいけません。

スマートフォンでも快適に見られる「レスポンシブデザイン」を採用しましょう。
レスポンシブデザインとは、見る端末(パソコン、スマホ、タブレット)に合わせて自動的に表示が最適化されるデザインのことです。

3-2.寄付を促すための工夫

NPO法人にとって、寄付は活動を続けるための大切な収入源です。
ホームページで寄付を増やすための工夫を紹介します。

寄付者目線の情報設計

NPO法人の中には寄付金を募って運営・活動を行っているケースもあります。
もし、寄付金を募っている場合は、寄付者が知りたい情報を載せておかなくてはいけません。

基本的には以下の項目が掲載されているのが好ましいです。

  • 団体の目標・課題
  • 団体の活動成果・実績
  • 寄付金の使い道・内訳

団体活動において、寄付金の用途や内訳は明確に提示していなくては、寄付する側も安心できません
ホームページ作成前に、寄付者が知りたい情報をまとめておくようにしましょう。

シンプルな寄付ページ設計

寄付ページは、できるだけシンプルにしましょう。複雑な手続きや入力項目が多すぎると、途中で諦めてしまう人が増えます。

必要最小限の情報だけを入力してもらい、スムーズに寄付が完了できる設計が理想です。

多様な決済方法の用意

寄付金の決済方法をいくつか用意しておくのも、NPO法人のホームページを作成するポイントです。

最近ではPayPayなどの電子マネーによる寄付金に対応している法人も増えてきました。

決済方法はいくつか用意しておく

そのため、以下の3つの決済方法があれば十分でしょう。

  • 銀行振込
  • クレジットカード
  • 電子マネー(PayPayやPayPalなど)

最低でもクレジットカード決済は用意しておくと、寄付者も手軽に募金ができるはずです。
決済方法が不完全だと、寄付者にストレスを与えてしまうだけでなく、寄付金が思うように集まらなくなります。

決済方法だけでなく、決済までの手順もわかりやすいシステムを導入しておきましょう。

寄付金額の選択肢設定

寄付金額を自由に設定しているホームページもありますが、事務作業の負担を考えるとあらかじめ種類を設けた方が便利です。
例えば、

  • 500円
  • 1,000円
  • 3,000円
  • 5,000円
  • 10,000円

といったように設定すれば、寄付したい額に近い金額を選んでもらえます。
ただし、設定金額も種類が多いと結果的に事務作業の負担になるので、多くても5〜8種類ほどで留めておくといいかもしれません。

3-3.信頼性を高める要素

信頼性を高める要素

寄付やボランティア募集では、信頼性が何より大切です。

寄付への明確な導線

寄付ページを設ける場合、導線をわかりやすくしておく必要がある点は注意しなくてはいけません。
一目でどこに寄付ページがあるのかわかるように、グローバルメニューに設置しておくのがおすすめです。
「寄付する」「支援する」といったボタンが目に入りやすければ、寄付を考えている人がすぐに行動できます。

また、団体の目標や課題、活動の成果・実績などのページに寄付ページへのリンクを貼っておくのもいいでしょう。
ホームページ制作時は、寄付への導線をわかりやすく、ページのどこにあるのか見つけやすくするよう意識して制作しましょう。

定期的な運用と更新

最終更新日が何年も前のホームページでは、「この団体はもう活動していないのでは?」と思われてしまいます。
ブログやお知らせを定期的に更新し、「活発に活動している」ことを示しましょう。

週に1回でも、月に2~3回でも構いません。継続的に情報を発信することが大切です。

NPO法人格の明記

団体概要のページには、必ず「NPO法人」であることを明記しましょう
法人格を取得しているということは、所轄官庁の認証を受けた正式な団体であることを意味します。

過去には、NPOを名乗る怪しい団体も存在したため、きちんとNPO法人であることを示すことで、訪問者の信頼を得られます。


04NPO法人のホームページの必要項目

NPO法人のホームページの必要項目

NPO法人のホームページに最低限掲載すべき項目を解説します。

4-1.団体概要

団体の基本情報を掲載するページです。
団体名、代表者名、所在地、設立年月日、法人格の種類(NPO法人、認定NPO法人など)を明記しましょう。

活動の目的や理念も簡潔に説明すると、団体への理解が深まります。
「団体設立の経緯」「これまでの活動や社会への関わり方」などを取り上げていきます。

団体概要は、NPO法人として信用にあたるかを判断してもらう重要な項目です。
現在の活動をするに至ったきっかけや、今後の展望についても丁寧に記載しましょう。

4-2.活動内容

活動内容は、自身が所属している団体がどのような活動をしているのかわかりやすく説明する項目です。

初めてホームページを訪れた人にとって、このNPOは何をしているのかがイメージできない場合も少なくありません。

そこで、まずは活動内容を見てもらい、団体について理解してもらう流れを作りましょう。
活動に関する知識がない人でも理解できるよう、わかりやすい説明を意識してください。

活動内容

また、所属団体が何をしているかわかるキャッチフレーズやインパクトのある画像を用いるのも効果的です。

4-3.活動実績

これまでの活動の成果を掲載します。
「○○人の子どもたちに支援を届けた」「○○本の木を植樹した」といった具体的な数字があると、活動の規模が伝わりやすくなります。

受賞歴やメディア掲載実績があれば、信頼性の証明にもなります。

4-4.寄付依頼

なぜ寄付が必要なのか、寄付金がどのように使われるのかを丁寧に説明しましょう。寄付の方法や金額の目安も明記します。

  • 寄付依頼ページはシンプルにまとめる
  • 寄付してもらうまでの導線はわかりやすく
  • 寄付金額は種類を設けた方が事務作業は楽になる

以上の3点を意識してページを作成します。

また、寄付金の用途を明確にして、寄付する方への感謝の気持ちも忘れずに記載しておきましょう。
「あなたの3,000円で○○ができます」といった具体例があると、寄付の価値が実感しやすくなります。

4-5.スタッフ募集

スタッフ募集

ボランティアスタッフや有給スタッフを募集している場合は、専用のページを作りましょう。
どんな人を求めているのか、どんな活動をするのか、活動頻度や時間などを具体的に記載します。

実際に活動しているスタッフの声を掲載すると、応募を考えている人がイメージしやすくなります。

4-6.団体のブログ

活動内容や実績だけでは見えづらい部分は、団体のブログを通して理解してもらうのもいいでしょう。
例えば、日頃の活動日誌や、活動に対してスタッフが思っていることを記載するなどがあります。

実績や結果になるまでの努力が見えていると、人は応援したくなるものです。
活動の応援・協賛をしてもらうために、団体のブログ活用はとても有効的といえます。

4-7.お知らせ

ブログよりも簡略的に、日頃の活動を発信する項目としてお知らせがあります。
イベント情報、メディア掲載情報、重要な報告などを掲載しましょう。

トップページにも新着のお知らせを表示すると、訪問者が最新情報をすぐに確認できます。
また、お知らせは活動の発信だけでなく、共に活動するメンバーに対して情報周知の場としても活用可能です。

4-8.よくある質問

簡単に回答できる質問については、”よくある質問”にまとめて載せておけば、対応の負担を減らせます
また、疑問を持った人がホームページ上で解決できるため、双方にメリットがあります。

寄付の方法、ボランティアの参加方法、活動への参加条件など、よく聞かれる質問をまとめておきましょう。
訪問者の疑問を先回りして解決することで、問い合わせのハードルが下がります。

4-9.問い合わせフォーム

問い合わせフォーム

メールアドレスや電話番号を載せるのも良いですが、ホームページ上から直接送信できる問い合わせフォームがあると便利です。

問い合わせフォームは名前、メールアドレス、用件、メッセージなど、必要最小限の項目に絞りましょう
入力項目が多すぎると、途中で諦めてしまう人が増えてしまいます。

もし、電話対応も行っているなら、問い合わせフォームにあわせて設置しておきましょう。


05NPO法人ホームページの作成方法と費用相場

NPO法人ホームページの作成方法と費用相場

では実際に、NPO法人のホームページはどのように作成したらよいのでしょうか。
ホームページの作成方法と、それぞれにかかる費用について解説します。

5-1.ホームページ作成の選択肢

ホームページの作成方法は、主に3つあります。

制作会社に依頼する

プロの制作会社に依頼する方法です。デザインのクオリティが高く、本格的なホームページが作れます。
SEO対策(検索エンジンで上位表示されるための施策)もしっかり行ってくれるため、多くの人に見てもらいやすくなります。

ただし、費用が高額になるのがデメリットです。制作後の更新も依頼すると、その都度費用がかかる場合があります。

CMSで自作する

CMSを使って、自分で作る方法です。
CMSとは、専門知識がなくてもホームページを作成・更新できるツールのことです。
ドメイン代とサーバー代だけで済むため、コストを大幅に抑えられます

ただし、自分で作る分、時間と労力がかかります

フリーランスに依頼する

個人で活動しているウェブデザイナーに依頼する方法です。制作会社よりも費用が安く、小回りが利くのがメリットです。

ただし、フリーランスの技術レベルはばらつきがあるため、実績や過去の制作事例であるポートフォリオをしっかり確認することが大切です。

5-2.作成費用の相場と内訳

それぞれの方法でどのくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。

制作費用の相場

制作会社に依頼する場合、50万円~150万円程度が相場です。ページ数が多い、機能が複雑といった場合は、さらに高額になることもあります。

フリーランスに依頼する場合は、10万円~50万円程度が目安です。

CMSで自作する場合は、初期費用はほぼかからず、年間で数千円~数万円程度です。

運用・維持費用

ホームページは作って終わりではありません。ドメイン代は年間1,000円~2,000円程度、サーバー代は年間3,000円~15,000円程度が一般的です。
制作会社に管理を依頼する場合は、月額5,000円~3万円程度の保守費用がかかることもあります。

費用を抑える方法

NPO法人向けに割引価格でサービスを提供している制作会社もあります。また、助成金や補助金を活用できる場合もあるため、行政の支援制度を調べてみましょう。
自分で更新できるCMSを選べば、運用費用を大幅に削減できます。


06NPO法人のホームページ作成でよくある質問

NPO法人のホームページ作成でよくある質問

NPO法人のホームページ作成でよく寄せられる質問にお答えします。

6-1.NPO法人のホームページ費用相場はどのくらい?

前述の通り、制作会社に依頼すると50万円~150万円、フリーランスで10万円~50万円、CMSで自作すれば年間数千円~数万円が 相場です。

予算に応じて最適な方法を選びましょう。限られた予算を有効活用するためには、CMSでの自作がおすすめです

6-2.写真を使う際の著作権・肖像権の扱いは?

活動の写真を掲載する際は、写っている人から許可を得ることが必要です。特に子どもの写真は、保護者の同意が必須です。

また、他人が撮影した写真を無断で使用すると著作権侵害になります。自分で撮影した写真を使うか、フリー素材(無料で使える写真素材)を活用しましょう。

6-3.完成した後にホームページのデザイン変更は可能?

CMSを使っていれば、後からデザインを変更できます。多くのCMSでは、デザインテンプレートを切り替えるだけで、簡単にイメージを変えられます。

しかし、制作会社に依頼している場合、追加費用が発生しますし、内容によっては断られる場合があります。
自主制作する場合も、テンプレートを大きく改変しなければいけないような表現を希望する場合は、難度が高くなるでしょう。

制作会社に依頼した場合は、デザイン変更に別途費用がかかることが多いです。契約時に確認しておきましょう。


07NPO法人のホームページ作成ならWepage(ウィーページ)

「制作会社に頼むと高額すぎる」「でも自分で作るのは難しそう」そんな悩みをお持ちのNPO法人の方には、Wepage(ウィーページ)がおすすめです。

Wepage(ウィーページ)

Wepageは、専門知識がなくても簡単に本格的なホームページが作れるツールです。ワープロ感覚で文章を入力し、画像を配置するだけで、見栄えの良いサイトが完成します。

NPO法人に必要な寄付ページ、お問い合わせフォームなどが標準で搭載されているため、すぐに情報発信を始められます。
スマートフォンにも自動で対応し、どんな端末からでも見やすく表示されます。

更新もブログを書く感覚で簡単にできるので、スタッフ全員で運用できます。活動報告やイベント情報を、タイムリーに発信していきましょう。

初期費用を抑えながら高品質なホームページを作りたいNPO法人の方は、ぜひWepageをお試しください。
無料プランからスタートできますので、まずは気軽に始めてみませんか?


08まとめ

NPO法人のホームページは、活動を広く知ってもらい、支援者を増やすための強力なツールです。
この記事でご紹介したポイントをおさらいしましょう。

  • ホームページはNPO法人の信頼性を高め、寄付や会員を増やす重要な役割を果たす
  • 優れた事例から、デザインやコンテンツの配置を学ぶ
  • スマートフォン対応と定期的な更新は必須
  • 寄付ページはシンプルに、導線は明確にする
  • 団体概要、活動内容、実績など必要な情報をしっかり掲載する
  • 制作方法は予算に応じて選び、CMSでの自作ならコストを抑えられる
  • 写真を使う際は著作権・肖像権に注意する

最初から完璧を目指す必要はありません。まずは基本的な情報を掲載し、少しずつコンテンツを充実させていけば大丈夫です。

大切なのは、あなたの団体の想いや活動の魅力が、訪問者にしっかり伝わることです。この記事を参考に、支援の輪が広がるホームページを作ってください。

NPO法人のホームページ作成の第一歩を、今日から始めてみませんか?


関連記事



― Let's Share! ―